じゅうじ‐もち【十字餅】
《「十」の字を、災いを除き幸いを招くまじないとして、祝儀の贈り物の蒸し餅の上に紅色で書くところから》蒸し餅・まんじゅうの異称。
じゅ‐ふ【呪符】
種々の災難をしりぞけ、幸いをもたらすとされる物体。奇石・骨・お札など多様。護符。お守り。
じん‐しゃく【人爵】
人から与えられた爵位・官位など、人間が定めた栄誉。⇔天爵。「—が猶(なお)俗眼を惑わすを幸いとし」〈魯庵・社会百面相〉
す・む【済む】
《「澄む」と同語源》 [動マ五(四)] 1 物事がすっかり終わる。「契約が—・む」「株主総会が無事に—・んだ」 2 借りを全部返す。「借金が—・む」 3 予想していた程度以下や範囲内で収まる。...
せい‐らん【清覧】
手紙文などで、相手が見ることを敬っていう語。高覧。「御—いただければ幸いです」
そんりょう‐がし【損料貸し】
[名](スル)損料を取って貸すこと。賃貸し。「差配の質屋が—するを幸いに」〈紅葉・二人女房〉
た‐しょう【多祥】
幸いの多いこと。多く、手紙文に用いる。多幸。多福。「御—を祈ります」
多少(たしょう)とも
いくらかでも。少しでも。幾分かは。「—お役に立てば幸いです」
てりてり‐ぼうず【照(り)照(り)坊主】
「照る照る坊主」に同じ。「三日も前から気もそらの—何うぞと待ちし幸いの花日和」〈緑雨・門三味線〉
でき‐あ・う【出来合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 ちょうどできあがっていて、間に合う。「幸イ—・ッタ品ガゴザリマス」〈和英語林集成〉 2 男女がひそかに情を通じる。「二人はすでに—・っている」