げんそうししゅう【幻想詩集】
《原題、(フランス)Les Chimère》ネルバルの詩集。「廃嫡者」など12編のソネットからなる。1854年刊の短編小説集「火の娘たち」の巻末付録として発表。
げんそうしょうきょくしゅう【幻想小曲集】
《原題、(ドイツ)Fantasiestücke》シューマンのピアノ曲集。全8曲。1837年作曲。それぞれに詩的・文学的な標題が付されている。
げんそうしんどう‐しょうこうぐん【幻想振動症候群】
《phantom vibration syndrome》⇒ファントムバイブレーション症候群
げんそうそっきょうきょく【幻想即興曲】
《原題、(フランス)Fantaisie-Impromptu》ショパンのピアノ曲、即興曲第4番の名称。嬰ハ短調。1834年頃に作曲。ショパンの死後、友人により名付けられ、出版された。
げんそう‐てき【幻想的】
[形動]現実から離れて、まぼろしの世界を夢見ているようなさま。ファンタスティック。「—な調べ」
げんそうのすいへいせん【幻想の水平線】
《原題、(フランス)L'horizon chimérique》フォーレの歌曲。全4曲。1921年作曲。第一次大戦で若くして戦死したフランスの詩人ラ=ビル=ド=ミルモンの同名の詩集に基づく。
げんそうはくぶつかん【幻想博物館】
中井英夫の連作短編小説集。「太陽」誌に連載されたのち、昭和47年(1972)刊行。昭和55年(1980)刊行の、連作短編シリーズ「とらんぷ譚」第1集にも収録されている。
げんそう‐ぶんがく【幻想文学】
超自然的な事象を題材とする文学の総称。
げんそうポロネーズ【幻想ポロネーズ】
《原題、(フランス)Polonaise-fantaisie》ショパンのピアノ曲、ポロネーズ第7番の名称。変イ長調。1845年から1846年にかけて作曲。ショパン自身による命名。晩年の傑作とされる。
げん‐ぞう【幻像】
実際にはないのに、あるかのように見える像。幻影。