けんらんたるかげえ【絢爛たる影絵】
高橋治によるノンフィクションノベル。小津安二郎ゆかりの人々へのインタビューに基づく3部構成の随筆に、短編フィクション作品「幻のシンガポール」を加え、昭和57年(1982)刊行。
げ‐じゅつ【外術/下術】
外道(げどう)の術。魔法。幻術。「今は昔、京に—と云ふ事を好みて役とする下衆(げす)法師ありけり」〈今昔・二〇・九〉
げっこう【月光】
ベートーベンのピアノソナタ第14番の通称。嬰(えい)ハ短調。1801年ごろの作。第1楽章の幻想的な曲想からこの名がついた。第8番「悲愴」、第23番「熱情」とともに、三大ピアノソナタとよばれる。月...
げん【幻】
[常用漢字] [音]ゲン(呉) [訓]まぼろし 1 まぼろし。「幻影・幻覚・幻視・幻想・幻聴・幻滅/夢幻」 2 まどわす。目くらまし。「幻術・幻惑/変幻」
げんえい‐し【幻影肢】
四肢の一部を切断したのに、まだ存在しているかのように感じられる現象。幻覚肢。幻肢。
げんか【幻化】
梅崎春生の長編小説。昭和40年(1965)「新潮」誌に発表された著者の遺作。同年、第19回毎日出版文化賞受賞。雑誌掲載時の題名は、小説前半が「幻化」、後半が「火」とされていたが、単行本化の際にま...
げん‐かく【幻覚】
実際に感覚的刺激や対象がないのに、あるように知覚すること。幻視・幻聴など。
げんかく‐ざい【幻覚剤】
脳神経に作用して幻視や幻聴などを引き起こす薬物。メスカリン、LSDなど。
げん‐きゅう【幻嗅】
⇒幻臭
げん‐け【幻化】
仏語。幻と化。幻はまぼろし、化は仏・菩薩(ぼさつ)の神通力による変化(へんげ)。実体のない事物、また、すべての事物には実体のないことのたとえ。