このま‐ちょう【木の間蝶】
鱗翅(りんし)目ジャノメチョウ科の昆虫。翅(はね)は黒褐色、前縁が丸く、端が角ばり、後ろ翅の裏面に5個の蛇の目紋がある。日本では暖かい地方でみられ、夕方、林間を飛ぶ。幼虫の食草はススキ・ジュズダ...
虎豹(こひょう)の駒(く)は食牛(しょくぎゅう)の気(き)あり
虎(とら)や豹(ひょう)の子は、小さくても牛を食うほど意気盛んである。大人物は幼いころから人と違ったところがあるというたとえ。
こまゆ‐ばち【小繭蜂】
膜翅(まくし)目コマユバチ科のハチの総称。小形のものが多く、触角や産卵管が長い。幼虫は他の昆虫に内部寄生し、多くはさなぎになるときにはい出して小さい繭を作る。アオムシコマユバチ・ウマノオバチなど。
こ‐むらさき【小紫蝶】
鱗翅(りんし)目タテハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張約7センチ。翅に濃い紫色の光沢があり、黄・白・黒の紋が散在する。幼虫はヤナギ類の葉を食べる。九州以北に分布。《季 春》
こめつき‐むし【米搗虫/叩頭虫】
甲虫目コメツキムシ科の昆虫の総称。樹上にすみ、体は紡錘形で平たい。あおむけにすると背を地面に打ちつけて跳ね上がる。また、体を押さえると人が米をつくように頭胸部を振り動かす。幼虫は針金虫(はりがね...
こ‐もち【子持(ち)】
1 子供、特に手のかかる幼児があること。また、その人。「三人の—」 2 子をはらんでいること。妊娠中の人。 3 魚類などで、卵をもっていること。また、その魚。「—がれい」 4 大きなものに小さな...
こやす‐かんのん【子安観音】
1 安産や幼児の成長を守護するという観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)。 2 隠れキリシタンが礼拝した聖母像。
これ‐ほど【此れ程/是程】
1 目の前に示されている程度。物事の程度を強調する気持ちを表すときにも用いる。副詞的にも用いる。この程度。これくらいまで。「—のことで驚くことはない」「—の人物はいない」「—つらいとは思わなかっ...
こん‐い【懇意】
[名・形動] 1 親しく交際していること。仲よくつきあうこと。また、そのさま。「一〇年来—にしている」「—な間柄の人」 2 親切な心。「御—の段忝存まする」〈伎・幼稚子敵討〉
ごい‐さぎ【五位鷺】
サギ科の鳥。全長58センチくらい。頭と背が緑黒色、翼は灰色、顔から腹は白く、頭に2本の飾り羽がある。幼鳥を星五位(ほしごい)、成鳥を背黒五位(せぐろごい)ともよぶ。夜行性で、水辺で魚・カエルなど...