なにわ‐づ【難波津】
上代、難波江にあった港。また、大阪港の古名。[歌枕]「千鳥鳴くふけひの潟を見渡せば月影さびし—の浦」〈聞書集〉
1 王仁(わに)が詠んだという「難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くや...
な‐のり【名乗り/名告り】
1 自分の名前をはっきりと言うこと。また、その名前。「互いに—をする」 2 武士が戦場などで自分の氏名・家柄・身分などを声高に告げること。 3 公家・武家の男子が元服するとき、幼名や通称に代えて...
なま‐いわけな・し【生稚し】
[形ク]なんとなく幼稚である。「—・き戯れ言なども」〈源・若菜下〉
な◦まし
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞「まし」》 1 (多く上の仮定表現を受けて)きっと…していただろう。「白玉か何ぞと人の問ひし時露と答へて消え—◦ましものを」〈伊勢・六〉 2 (...
なみ【波】
《原題The Waves》ウルフの小説。1931年刊。6人の幼なじみたちの独白により構成された実験的な作品。
山本有三の長編小説。男女の運命的な結びつきと親子の関係を描く。昭和3年(1928...
な‐むし【菜虫】
大根・かぶ・白菜などの葉を食い荒す虫。モンシロチョウの幼虫が最も普通に見られる。《季 秋》「屈託もなく起きいでて—とる/虚子」
なめ‐にんぎょう【嘗め人形】
幼児に、乳首の代わりにしゃぶらせる人形。
な‐よし【名吉/鯔】
ボラの幼魚。いな。「赤女は即ち、赤鯛なり。口女は即ち—なり」〈神代紀・下〉
ナーサリー‐ルーム【nursery room】
乳幼児を養育・保育したり一時的に預かるために、家庭や商業・教育・医療・公共施設などに設けられる部屋。新生児室・育児室・保育室・託児室など。また、保育施設の呼称として用いられることもある。
にか‐めいが【二化螟蛾】
メイガ科の昆虫。翅(はね)が黄褐色または灰褐色のガで、初夏と晩夏の年2回発生するが、北海道・東北では年1回、沖縄では年4回発生する。夜行性。幼虫は稲のほかアワ・トウモロコシなどの茎に食い入る大害虫。