ゆう‐げん【幽玄】
[名・形動]《「幽」はかすか、「玄」は奥深い道理の意》 1 物事の趣が奥深くはかりしれないこと。また、そのさま。「—の美」「—な(の)世界」 2 趣きが深く、高尚で優美なこと。また、そのさま。「...
ゆうげん‐たい【幽玄体】
言外に奥深い情趣・余情のある歌体。幽玄様。
ゆうげん‐どう【幽玄洞】
岩手県一関市にある鍾乳洞(しょうにゅうどう)。3億5000万年前の地層にあり、ウミユリや三葉虫などの化石が発見されている。
ゆう‐こく【幽谷】
奥深い静かな谷。「深山—」
ゆう‐こん【幽魂】
死者の霊魂。亡魂。
ゆう‐し【幽思】
静かに物思うこと。「—窮まらず、深巷(しんかう)に人無きところ」〈和漢朗詠・下〉
ゆう‐しゅ【幽趣】
奥深く静かな風情。奥ゆかしい風情。
ゆう‐しゅう【幽囚】
[名](スル)捕らえられて、閉じこめられること。また、その人。「—の身」「父と兄弟と各地に—せられ」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ゆう‐しゅう【幽愁】
深い悲しみや嘆き。「全体の表情に言われぬ—の趣を帯びさせている」〈荷風・二人妻〉
ゆう‐じゃく【幽寂】
[名・形動]奥深くひっそりと静かなこと。また、そのさま。「古寺の—な境内」