ひろ‐にわ【広庭】
1 玄関先の広い庭。また単に、広い庭。 2 家の中の土間(どま)。「—には延米(のべごめ)を借りて積み重ね」〈浮・椀久一世〉
ひろ‐の【広野】
広々とひらけた野原。
ひろ‐のき【広軒】
⇒広庇(ひろびさし)
ひろ‐はし【広橋】
幅の広い橋。「—を馬越しがねて心のみ妹がり遣(や)りて我(わ)はここにして」〈万・三五三八〉
ひろは‐たんぽぽ【広葉蒲公英】
⇒東海蒲公英
ひろ‐はば【広幅】
1 幅の広いこと。また、そのもの。 2 反物で、並幅の2倍の幅のもの。鯨尺で1尺9寸(約72センチ)の幅。大幅。
ひろ‐ば【広場】
1 建物・樹木などがなく、広く開けた場所。ひろっぱ。 2 多くの人が集まれる公共の広い場所。フォーラム。「皇居前の—」「駅前—」 3 話し合い、意思の疎通をはかることができるような共通の場。フォ...
ひろば‐きょうふしょう【広場恐怖症】
広場や駐車場などの開放空間、店舗や電車・バスなどの閉鎖空間、人ごみや行列の中など、特定の場所・状況に対して恐怖や不安を感じる症状。何かあった際にすぐに逃げられない、助けを得られないなどの考えを抱...
ひろばのこどく【広場の孤独】
堀田善衛の短編小説。昭和26年(1951)発表。朝鮮動乱を背景に、歴史のうねりの中で苦悩する知識人の姿を描く。同年、「漢奸」とあわせ第26回芥川賞受賞。
ひろ‐びさし【広庇/広廂】
寝殿造りで、庇の外側に一段低く設けた板張りの吹き放し部分。この外側に簀子縁(すのこえん)がつく。広縁。広軒(ひろのき)。