がく‐あんどん【額行灯】
横に長い行灯。店先に掛けたり、神社・仏閣に奉納したりする。額灯籠(がくとうろう)。
きど‐ばん【木戸番】
1 江戸時代、市中の木戸ごとに設けられた小屋。また、その番人。 2 興行場の木戸口を守り、客を引く番人。 3 一般に人の出入りする場所や店先などで番をすること。
腰(こし)を下(お)ろ・す
椅子(いす)や台、地面などの上にしりをおろす。座る。「茶屋の店先に—・す」
した‐みせ【下店/下見世】
商家などの店先で、蔀戸(しとみど)の上半分をつり上げ、下半分を前方に倒すようにつくったもの。夜間は上げて、表戸とする。揚縁(あげえん)。揚店(あげみせ)。
知(し)らざあ言(い)って聞(き)かせやしょう
歌舞伎「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」(通称「白浪五人男」)第3幕、浜松屋店先の場で、弁天小僧が居直って正体を明かす長ぜりふの冒頭。
すが‐がき【清掻/菅掻/菅垣】
1 和琴(わごん)の手法の一。全部の弦を一度に弾いて、手前から3番目または4番目の弦の余韻だけを残すように、他の弦を左指で押さえるもの。 2 江戸初期の箏(そう)または三味線で、歌のない器楽曲。...
せんぼん‐ごうし【千本格子】
縦の目が細かい格子。店先などに用いる。
たそや‐あんどん【誰哉行灯】
江戸新吉原の遊郭で、各妓楼の店先に立てた、屋根形をのせた辻(つじ)行灯。たそやあんどう。
ちょう‐や【帳屋】
江戸時代、帳面・紙・筆などを売った店。店先に笹(ささ)を立てて目印とした。
つみ‐やぐ【積(み)夜具】
遊郭で、馴染(なじみ)客から遊女に贈られた新調の夜具を店先に積んで飾ったもの。