にわ‐たうえ【庭田植(え)】
小正月の予祝行事の一。東北地方で、わら・豆がらなどを稲苗になぞらえて庭にまいて行う模擬的な田植えの儀礼。
にわ‐たたき【庭叩き】
セキレイの別名。
にわ‐ちょう【庭帳】
江戸時代、年貢を納入する現場で、その出納を記載登録した帳簿。
にわ‐つくり【庭作り】
1 庭に樹木を植えたり、築山(つきやま)・泉水などをつくったりすること。また、その職人。庭師。 2 江戸幕府の職名。作事奉行の配下で造園に従ったもの。
にわ‐つづき【庭続き】
庭に接していること。また、境なしに庭に続いていること。「—の菜園」
にわ‐つ‐とり【庭つ鳥】
[名]ニワトリの古名。「物思ふと寝ねず起きたる朝明(あさけ)にはわびて鳴くなり—さへ」〈万・三〇九四〉 [枕]庭に飼う鳥の意から、「鶏(かけ)」にかかる。「—鶏の垂り尾の」〈万・一四一三〉
にわ‐づたい【庭伝い】
ある庭から他の庭へと伝ってゆくこと。
にわ‐とこ【接骨木/庭常】
レンプクソウ科の落葉低木。山野に自生。枝の内部に白い髄があり、葉は長楕円形の小葉からなる羽状複葉。春、白色の小花が円錐状に咲き、実は赤く熟す。幹や枝を消炎・利尿薬に、花を発汗に用いる。庭木とする...
にわ‐に‐たつ【庭に立つ】
[枕]庭に生い立つ麻の意から、「麻」にかかる。「—麻手小衾(あさでこぶすま)」〈万・三四五四〉
にわ‐の‐おしえ【庭の訓】
《「庭訓(ていきん)」を訓読みにした語》家庭教育。「余は幼き比より厳しき—を受けし甲斐に」〈鴎外・舞姫〉