さい‐きゅう【鰓弓】
1 魚の鰓(えら)を支える弓状の骨。硬骨魚類では、外側に繊維状の鰓葉、内側に濾過器官の鰓耙(さいは)がつく。 2 脊椎動物の胚発生の過程でできる、数対の弓状の構造物。人の場合、胎児期の初期に一時...
さつ‐ゆみ【猟弓/幸弓】
狩りに用いる弓。さちゆみ。「剣大刀(つるぎたち)腰に取り佩(は)き—を手握(たにぎ)り持ちて」〈万・八〇四〉
しらき‐ゆみ【白木弓】
削ったままの、漆を塗らない白木の弓。しらきのゆみ。
しらまき‐ゆみ【白巻弓】
黒塗りの弓に白い籐(とう)を巻いたもの。流鏑馬(やぶさめ)に用いる。しらまゆみ。
しら‐まゆみ【白真弓/白檀弓】
[名] 1 マユミで作った白木の丸木弓。 2 「白巻弓(しらまきゆみ)」に同じ。 [枕]弓を張る・射る・引くなどの意から、「はる」「い」「いる」「ひ」「ひく」「かへる」などにかかる。「—いま...
しん‐しょうじょうみゃくきゅう【深掌静脈弓】
深掌動脈弓と並走する、2本で一対の静脈。掌側中手静脈から起こり、手首付近で橈骨静脈になる。→浅掌静脈弓
しん‐しょうどうみゃくきゅう【深掌動脈弓】
橈骨動脈が、手のひらの深部で湾曲している部分。小指側で尺骨動脈の深掌枝と合流する。ここから親指と人差し指の外側(親指側)に動脈が伸びる。→浅掌動脈弓
じょう‐の‐ゆみ【定の弓】
仏語。定(禅定)と慧(え)(智慧(ちえ))とを一対のものとして、慧の矢に対し、定を弓にたとえたもの。
すずめ‐こゆみ【雀小弓】
遊戯用の小さい弓。楊弓の類。また、子供の遊ぶ小さな弓。すずめゆみ。「—、名誉に一筋も外さず」〈浮・武家義理・三〉
すずめ‐ゆみ【雀弓】
「すずめこゆみ」に同じ。「篠ためて—はるをの原はひたひ烏帽子(えぼし)のほしげなるかな」〈夫木・三二〉