ほうねん‐いん【法然院】
京都市左京区にある単立宗教法人の寺。もと浄土宗捨世派本山。山号は、善気山。正式には本山獅子谷法然院。法然が弟子住蓮・安楽とともに六時礼讃を修した所で、その後荒廃していたが、延宝8年(1680)知...
ほう‐みゃく【法脈】
仏法を師から弟子へと伝える系脈。
ほうみょう‐じ【法明寺】
東京都豊島区にある日蓮宗の寺。山号は、威光山。弘仁元年(810)真言宗威光寺として開創。のち、日蓮の弟子日源が日蓮宗に改め、現寺号に改称。境外仏堂の鬼子母神堂は、現在も参詣者でにぎわう。雑司ヶ谷...
ほく‐しゅう【北宗】
1 中国北部で行われた禅宗の一派。開祖は五祖弘忍の弟子の神秀。漸悟(ぜんご)を旨とする。日本へは道璿(どうせん)が伝えた。北宗禅。→南宗 2 「北宗画」の略。
ほく‐めん【北面】
[名](スル) 1 北に面すること。北向き。「湖に—する山」 2 《昔の中国で、君主は南に、臣下は北に面して座ったところから》臣下または弟子の座。また、臣下として主君につかえること。 3 北面の...
ほっけ‐しちゆ【法華七喩】
法華経に説かれる七つの比喩(ひゆ)。火宅喩(譬喩品(ひゆぼん))・窮子(ぐうじ)喩(信解品)・薬草喩(薬草喩品)・化城(けじょう)喩(化城喩品)・衣珠喩(五百弟子授記品)・髻珠(けいしゅ)喩(安...
ほっそう‐しゅう【法相宗】
中国十三宗・日本南都六宗の一。瑜伽師地論(ゆがしじろん)・成唯識論(じょうゆいしきろん)などを根本典籍とし、万有は識すなわち心の働きによるものとして、存在するものの相を究明する宗派。玄奘(げんじ...
まいらせ‐そうろ・う【参らせ候ふ/進らせ候ふ】
[連語]《動詞「まい(参)らす」の連用形+補助動詞「そうろ(候)う」》 1 さしあげます。「弟子で候ふ刑部房俊秀を—・ふ」〈平家・四〉 2 (「まいらす」が補助動詞の場合)他の動詞の連用形に付い...
まえ‐ずもう【前相撲】
各相撲部屋に入門した新弟子が番付外でとる相撲。待ったなしの飛び付き相撲で、2連勝して一つの勝ち星となり、勝ち星を二つあげれば本中(ほんちゅう)に進む。
まかしかん【摩訶止観】
中国、隋代の仏教書。10巻。智顗(ちぎ)の教説を弟子の灌頂(かんじょう)が筆録。594年成立。天台三大部の一。天台宗の修行法である観心を体系的に説いたもの。天台摩訶止観。天台止観。止観。