線(せん)が細(ほそ)・い
性格が弱々しい。繊細である。
せん‐じゃく【孱弱】
[名・形動]弱々しいこと。かよわいこと。また、そのさま。「何処か—な処があって、婦人の手蹟の様に見え」〈鉄腸・雪中梅〉
せん‐じゃく【繊弱】
[名・形動][文][ナリ]弱々しいこと。また、そのさま。ひよわ。「存外神経の—な彼が」〈芥川・枯野抄〉
せん‐せん【繊繊】
[ト・タル][文][形動タリ]細くてしなやかなさま。また、弱々しいさま。かぼそいさま。「その—たる指頭より」〈鴎外・文づかひ〉 「—たる筆の力もて支配せんと」〈藤村・春〉
なよ‐なよ
[副](スル)力がなくて弱々しいさま。しなやかなさま。「—(と)したからだつき」
にゅう‐じゃく【柔弱】
[名・形動]気力や体質が弱々しいこと。また、そのさま。じゅうじゃく。「—な精神」「—なからだ」
はかな‐もの【果無物】
弱々しいもの。つまらないもの。役に立たないもの。「悪霊は、執念(しふね)きやうなれど、業障(ごふしゃう)にまとはれたる—なり」〈源・夕霧〉
ひがいす
[名・形動ナリ]やせて弱々しいこと。また、その人や、そのさま。ひがえす。ひがやす。ひがいそ。「世に—な娘をば」〈浄・八百屋お七〉
ひょろ・い
[形]俗に、細長くて弱々しい。「—・い体型」
ひ‐よわ【ひ弱】
[形動][文][ナリ]ひ弱いさま。いかにも弱々しいさま。「生まれつき—な子供」