ひき‐ず・る【引き摺る】
[動ラ五(四)] 1 地面などをすって引いて行く。「下駄を—・って歩く」 2 長い物を垂らして地面などに触れさせる。「裾を—・る」 3 無理に連れて行く。「交番に—・って行く」 4 故意に長引か...
ひき‐て【引(き)手】
1 障子・戸・引き出しなどの開閉の際、手をかけるために取り付けた金具や紐(ひも)。 2 引っ張る人。物を引く人。 3 手引きする人。案内する人。 4 「引き手茶屋」の略。
ひき‐は・る【引き張る】
[動ラ四] 1 無理に連れて行く。ひっぱる。「そばへたる小舎人童などに—・られて泣くもをかし」〈枕・三九〉 2 強く引いて張る。ひっぱる。「弓ヲヒサシク—・ッテ」〈日葡〉
ひき‐よ・ず【引き攀づ】
[動ダ上二]つかんで引っ張る。「—・ぢて折らば散るべみ梅の花袖に扱入(こき)れつ染まば染むとも」〈万・一六四四〉
ひじ‐ば・る【肘張る】
[動ラ五(四)] 1 肘を張り出す。肘を張る。「—・ったかっこう」 2 意地を張る。また、威張る。「—・った物言い」
ひじょう‐せん【非常線】
重大な犯罪や災害などが発生したときに、一定の区域に警官を配置して検問や通行禁止などを行う警戒態勢。警戒線。「—を張る」
肘(ひじ)を張(は)・る
1 肘を突っ張っていかにも強そうなようすをする。威張る。 2 気負う。意地を張る。肩肘(かたひじ)張る。
ひっ‐ぱり【引っ張り】
1 引っ張ること。 2 路傍に立って通行人の袖を引っ張って客をとった売春婦。よたか。つじぎみ。「夜鷹だか、—だか」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 3 合同ですること。共同。「爰(ここ)では花も—にもら...
ひつじかい‐えいせい【羊飼い衛星】
惑星の環の近傍を公転し、構成粒子に力学的な影響を及ぼし、環の形状を維持するはたらきをもつ衛星。名称は群れから羊が離れないように見張る羊飼いになぞらえたもの。土星のF環付近をめぐる第16衛星プロメ...
ひつ‐じん【筆陣】
文筆によって論戦を展開すること。戦陣にたとえていう。「—を張る」