ますら‐たけお【益荒猛男】
勇気のある強い男。ますらお。「大久米(おほくめ)の—を先に立て」〈万・四四六五〉
マッデンジュリアン‐しんどう【マッデン・ジュリアン振動】
赤道上空で、対流の活発な領域が30〜60日周期で東へ移動していく現象。数千キロメートルにおよぶ積乱雲群がインド洋から太平洋上へと移動し、局地的に強い降水をもたらす。名称は、マッデンとジュリアンに...
まつり‐か【茉莉花】
モクセイ科ジャスミン属の常緑小低木。高さ1.5〜3メートル。葉は広卵形でつやがあり、脈が目立つ。夏、白い花をつけ、強い芳香を放つが、翌日には落ちる。インドの原産で、温室で栽培され、香料をとる。茉...
まべ‐がい【まべ貝】
ウグイスガイ科の二枚貝。サンゴ礁などにみられ、烏帽子(えぼし)形で、殻長約15センチ。殻表は黒褐色、内面は青灰色で真珠光沢が強い。紀伊半島以南に分布し、半円真珠養殖の母貝に利用。
ま‐むし【蝮】
1 《「真虫」の意》クサリヘビ科の毒蛇。体長約70センチで、灰褐色の地に銭形の斑紋が並ぶ。頭は三角形で両ほおに毒腺をもち、敵が防衛範囲内に入ると毒牙を立てて飛びかかる。毒性は強いが注入量は少ない...
ま‐やく【麻薬/痲薬】
中枢神経を麻痺させ、陶酔感を伴い、強い麻酔・鎮痛作用があるが、連用すると薬物依存を生じる物質。アヘンおよびそれより抽出されるモルヒネ・コデインやコカインなどの天然麻薬と、塩酸ペチジンなどの合成麻...
マヤ‐ぶんめい【マヤ文明】
《Maya》中央アメリカのグアテマラからユカタン半島にかけての地域に、古代から栄えたマヤ族の都市文明。巨大なピラミッド神殿を築き、天文・暦・数学・壁面装飾・象形文字などが発達していた。3世紀頃か...
まるぞこ‐フラスコ【丸底フラスコ】
底が球状のフラスコ。三角フラスコよりもひずみが少ないために温度や圧力の変化に強い。アルコールランプを使用するときや、液体を蒸留するときなどに多く用いられる。
まんせいひろう‐しょうこうぐん【慢性疲労症候群】
《「筋痛性脳脊髄炎(ME:myalgic encephalomyelitis)」とも》健康に生活していた人が、ある日突然、原因不明の強い全身倦怠感(けんたいかん)におそわれ、通常の生活が送ること...
まんよう‐ちょう【万葉調】
万葉集の歌の特色をなす調べ。一般的には、現実生活における素朴な感動、強い実感を率直に表現し、格調は雄健でおおらか。五七調を主とし、短歌では二句切れ・四句切れが多い。賀茂真淵(かものまぶち)は「ま...