どれい‐どうとく【奴隷道徳】
ニーチェの用語。強者の道徳としての君主道徳に対し、強者への怨恨(えんこん)から成立する弱者の道徳。キリスト教道徳がその典型であるとした。→ルサンチマン
ハンディキャップ【handicap】
1 スポーツ競技などで、技量差のある者同士の均等をはかるために、強者につける不利な条件。また、弱者に与える有利な持ち点。ハンデ。 2 弱者から見た強者との差。立場を不利にする条件。ハンデ。「—を...
ゆうしょう‐れっぱい【優勝劣敗】
力の強い者が勝ち残り、劣っている者が負けること。特に、生存競争で強者・適者が栄え弱者・不適応者が滅びること。
ランチェスター‐せんりゃく【ランチェスター戦略】
戦闘における兵力・武器性能と損害量の関係を明らかにしたランチェスターの法則を、販売・経営戦略に応用したもの。戦闘力(相手に与える損害量)は、兵士が1対1で戦う接近戦では兵力に比例するが、銃火器や...
竜(りゅう)の鬚(ひげ)を蟻(あり)が狙(ねら)う
弱者が身の程を考えずに強者に立ち向かうことのたとえ。蟷螂(とうろう)の斧(おの)。
ルサンチマン【(フランス)ressentiment】
強者に対する弱者の憎悪や復讐(ふくしゅう)衝動などの感情が内攻的に屈折している状態。ニーチェやシェーラーによって用いられた語。怨恨(えんこん)。遺恨。→奴隷道徳
れい‐じゅう【隷従】
[名](スル)付き従い言うなりになること。隷属。「強者に—する」