かつよう‐ごび【活用語尾】
国文法において、用言の語尾で、活用の際に語形変化をする部分。動詞では、「読む」の「む」(「ま・み・む・め」などと変化)、形容詞では、「寒い」の「い」(「く・い・けれ」などと変化)などの類。
か‐な
[連語]《終助詞「か」+終助詞「な」》文末にあって、名詞および名詞的な語、動詞・形容詞の連体形などに付く。 1 念を押したり、心配したりする気持ちを込めた疑問の意を表す。「うまく書ける—」「君一...
かなしけ‐く【悲しけく】
《形容詞「かな(悲)し」のク語法》悲しいこと。「—ここに思ひ出いらなけくそこに思ひ出」〈万・三九六九〉
か‐べい
[連語]《形容詞連体形の活用語尾「かる」に推量の助動詞「べし」の連体形の付いた「かるべき」の音変化》推量・当然の意を表す。…にちがいない。…のはずである。「すべて人をもどくかたは易く、わが心を用...
カボチャに目鼻(めはな)
丸顔で、太っていて背の低い人の形容。
かま【囂】
《形容詞「かまし」の語幹か》やかましいこと。うるさいこと。感動詞「あな」とともに用いられる。「あな—。幼き人な腹立てそ」〈源・浮舟〉
かみ‐こ【紙子/紙衣】
1 紙子紙(かみこがみ)で作った衣服。律宗の僧が用いはじめ、のち一般に使用。軽くて保温性にすぐれ、胴着や袖なし羽織を作ることが多い。近世以降、安価なところから貧しい人々の間で用いられた。かみぎぬ...
かも
[終助]名詞、活用語の連体形、まれに形容詞シク活用の終止形に付く。 1 感動を込めた疑問の意を表す。…かなあ。「一つ松幾代(いくよ)か経ぬる吹く風の声の清きは年深み—」〈万・一〇四二〉 2 感動...
から
[副](あとに否定的な表現を伴って用いる)まったく。まるっきり。「—意気地がない」「—役に立たない」 [接頭]名詞や形容動詞に付く。 1 まるっきり、まったく、の意を表す。「からっ」となるこ...
から‐がら【辛辛】
[副]《形容詞「からし」の語幹「から」を重ねた語》やっとの思いで。かろうじて。「雷にあって、命—山小屋に着いた」