さい‐ぼく【彩墨】
彩色絵と墨絵。
さい‐もん【彩文/彩紋】
いろどりの美しい文様。また、波状線・弧・円などを組み合わせた精密な幾何学的模様。紙幣・証券などの図案に用いる。
さいもん‐どき【彩文土器】
彩色顔料で具象文や幾何学文を描いた素焼きの土器。原始農耕文化の発生とともに発達し、世界各地に分布。彩色土器。→彩陶
さい‐ゆう【彩釉】
焼き物の表面に釉薬を施すこと。耐久性に富み、装飾効果にすぐれる。古代メソポタミアの彩釉れんが、イスラム文化圏の彩釉タイルなど。
だみ【彩】
1 金泥(きんでい)・銀泥で彩色すること。「—漆(うるし)」 2 「彩潰(だみつぶ)し」の略。
だみ‐え【彩絵/濃絵】
1 極彩色と金箔・銀箔を併用した、強烈な色彩効果をもつ障屏画(しょうへいが)。桃山時代に隆盛をみた。 2 濃彩を施した絵。
だみ‐つぶし【彩潰し】
蒔絵(まきえ)の技法の一。彩刷毛(だみばけ)・地塗り筆で塗りつぶすこと。
だ・む【彩む】
[動マ四]《「たむ」とも》 1 彩色する。いろどる。「赤木の柄(つか)の刀に—・みたる扇差し添へ」〈義経記・七〉 2 金箔や銀箔をはる。「一つを五匁づつにして上を金銀に—・みて」〈浮・一代男・八〉