かや【榧】
イチイ科の常緑高木。山野に自生し、高さ約20メートルに達する。葉は平たい線状で先がとがる。雌雄異株。4月ごろ花が咲き、翌年秋に楕円形の実がなる。実は食用油・頭髪油などの原料。材は堅く、建材・家具...
から‐おし【空押し】
[名](スル)革・厚紙などに、彫刻した金版(かなばん)を熱して強く押し付け、文字や模様を浮き出させる方法。本の装丁などに用いる。
カルヤ‐きょうかい【カルヤ教会】
《Karja Kirik》エストニア西部、バルト海に浮かぶサーレマー島の北東部にある教会。14世紀以前の創設。内部には自然崇拝の影響が色濃く残るゴシック様式の彫刻や、フレスコによる天井画がある。
カレーのしみん【カレーの市民】
《原題、(ドイツ)Die Bürger von Calais》カイザーの戯曲。3幕。ロダンによる同名の彫刻に着想を得て書かれた。1917年、フランクフルトにて初演。表現主義演劇の代表的作品のひとつ。
かんがえるひと【考える人】
《(フランス)Le Penseur》ロダンの代表的ブロンズ彫刻。沈思する男性座像。群像彫刻「地獄の門」に用いるために造られた。
かんすい‐せき【寒水石】
茨城県北部から産する結晶質石灰岩の石材名。阿武隈高地南端の古生層の中から掘り出され、白色や濃緑色・灰色の縞(しま)模様がある。建築・彫刻用。
カービング【carving】
1 彫刻をすること。彫ること。 2 木彫りの鳥や魚。また、石鹸(せっけん)やろうそく、果物を彫って花や生き物の形に作ったもの。そのような彫刻を作ること。「フルーツ—」「ソープ—」「キャンドル—」...
がんじんわじょうざぞう【鑑真和上坐像】
奈良県の唐招提寺が所蔵する鑑真和上の坐像。天平時代の作。脱活乾漆彩色による日本最古の肖像彫刻で、鑑真の弟子の忍基(にんき)が制作したものと伝わる。国宝。乾漆鑑真和上坐像。
き‐けつ【剞劂】
《「剞」は曲がった刀、「劂」は曲がった鑿(のみ)の意》 1 彫刻用の小さい刃物。 2 彫刻すること。また、彫刻したもの。 3 版木を彫ること。また、印刷。上梓(じょうし)。
きざ・む【刻む】
[動マ五(四)] 1 刃物で物を細かく切る。「ネギを—・む」 2 物の形を彫りつける。彫刻する。「仏像を—・む」 3 刃物などで筋状に切れ目を入れる。また、彫ったような凹凸をつける。「文字を碑に...