かげとこえ【影と声】
阿部次郎、安倍能成、小宮豊隆、森田草平の共著による評論集。明治44年(1911)刊。
かげ‐とみ【影富】
江戸時代の富籤(とみくじ)で本富(ほんとみ)の何番が当たるかを賭け合ったばくちの一種。→本富
かげとも【影面】
《「かげつおも(影つ面)」の音変化。「かげ」は光の意》太陽に向かう方。南側。南。⇔背面(そとも)。「名ぐはしき吉野の山は—の大き御門ゆ雲居にそ遠くありける」〈万・五二〉
かげ‐どうろう【影灯籠】
影絵を仕掛けた灯籠。回り灯籠。
かげ‐にんぎょう【影人形】
1 手などで人や鳥獣の形の影をつくり、障子などに映し出す遊び。影絵。 2 他人にわからないよう、陰で言ったりしたりすること。「—を使うとかいう」〈二葉亭・浮雲〉
影(かげ)の形(かたち)に従(したが)うが如(ごと)し
「影の形に添うよう」に同じ。
影(かげ)の形(かたち)に添(そ)うよう
影が必ず物に添うように、いつも連れ添って離れないこと。影と添う。影身に添う。影の形に随(したが)うが如(ごと)し。
かげ‐の‐ぎんこう【影の銀行】
⇒シャドーバンキング
かげのこくはつ【影の告発】
土屋隆夫の長編推理小説。昭和38年(1963)刊。同年、第16回日本推理作家協会賞受賞。検事の千草泰輔を主人公とする推理小説シリーズのひとつ。
かげのせいぼ【影の聖母】
《原題、(イタリア)Madonna delle Ombre》フラ=アンジェリコの絵画。縦195センチ、横273センチ。フィレンツェのサンマルコ美術館(サンマルコ修道院)の壁にテンペラおよびフレス...