かげ‐の‐ないかく【影の内閣/陰の内閣】
《shadow cabinet》野党が将来の政権担当に備えて組織する政策立案機関。英国の野党幹部会をこう呼んだことから生まれた言葉。シャドーキャビネット。
かげ‐の‐やまい【影の病】
「影の煩い」に同じ。
かげ‐の‐わずらい【影の煩ひ】
熱病の一種。病人の姿が二人に見えて、どちらが本人かわからなくなるというもの。離魂病。影の病(やまい)。「十七君(かこひ)の女郎に—とりつきけるを」〈浮・敗毒散・五〉
かげ‐ばり【影貼り】
日本画や友禅染などで、図柄の輪郭内に他の色が入らないように、礬水(どうさ)引きの紙を切り抜いて輪郭内にはる方法。縁蓋(えんぶた)。
かげ‐ふじ【影富士】
湖水などの水面に映って見える富士山の姿。さかさ富士。
かげ‐ふみ【影踏み】
子供の遊戯の一。鬼が、仲間の影法師を踏むと、踏まれた者が次の鬼になる。
影(かげ)踏(ふ)むばかり
影を踏んでしまいそうなほど、きわめて近いことをたとえて言う。
かげ‐ぼう【影法】
「影法師」の略。「—の暁寒く火を焼(た)いて/芭蕉」〈冬の日〉
かげ‐ぼうし【影法師】
1 光が当たって、障子や地上などに映る人の影。 2 「影絵1」に同じ。
かげ‐まち【影待ち】
「日待ち」に同じ。「五月十四日の夜は定まって—あそばしける」〈浮・五人女・三〉