はい‐かん【稗官】
1 古代中国の官名。民間の風聞を集めて王に奏上した下級役人。転じて、身分の低い小役人。 2 1が集めた民間伝承。伝説。また、小説。→稗史(はいし)
はんでん‐し【班田使】
律令制で、班田のことをつかさどるために朝廷から臨時に派遣された役人。
はん‐り【藩吏】
江戸時代、各藩の役人。
ばいたんおう【売炭翁】
唐の白居易の詩の題名。炭焼きの老人が苦労して焼いた炭を、宮中の役人に勅命だといってただ同然で買い取られてしまうことを詠じた風刺詩。新楽府(しんがふ)の一。
ばく‐り【幕吏】
幕府の役人。
パーキンソン‐の‐ほうそく【パーキンソンの法則】
《Parkinson's law》英国の歴史・政治学者パーキンソンの同名の著書に含まれた警句のいくつかをさしていう。例えば「役人の数は仕事に無関係に一定の率で増加する」など。実証的法則ではない。
火(ひ)危(あや)うし
昔、宮中などで、夜番の役人が見回りのときに発した言葉。「火の用心」の意。「あやしき男(をのこ)どもの声して、—など言ふも」〈源・浮舟〉
ひゃく‐し【百司】
多くの役所。多くの役人。諸司。「百官—も大半平家に心を寄すれば」〈浄・盛衰記〉
ひゃっ‐かん【百官】
数多くの役人。「文武—」
ひょう‐の‐やま【標の山】
大嘗祭(だいじょうさい)のとき、大嘗宮の前に悠紀(ゆき)・主基(すき)の両国の役人が立ち並ぶ位置を示すための目印。山形に作り、榊(さかき)・木綿(ゆう)・日月などの装飾を施したもので、各地の祭礼...