事(こと)を好(この)・む
1 事件が起こるのを好む。変わったことが起こるのを待ち望む。「穏健で、—・まない」 2 風流を好む。一風変わったことを好む。「妻(め)なむ若く事好みて」〈源・夕顔〉
たいかん‐の‐うんげい【大旱の雲霓】
《「孟子」梁恵王下から》日照り続きに待ち望む、雨の前触れである雲や虹。ひどく待ち焦がれている物事のたとえ。
たい‐ぼう【待望】
[名](スル)物事の実現や出現を待ち望むこと。待ちこがれること。「—の新人」「福祉施設の充実を—する」
卵(たまご)を見(み)て時夜(じや)を求(もと)む
《「荘子」斉物論から》卵のうちから、鶏となって時を告げることを待ち望む。順序を考えず、せっかちに結果を求めるたとえ。
這(は)えば立(た)て立(た)てば歩(あゆ)めの親心(おやごころ)
子供の一日でも早い成長を待ち望む親の心をいう言葉。
まち‐こが・れる【待(ち)焦がれる】
[動ラ下一][文]まちこが・る[ラ下二]強く待ち望む。今か今かと一心に待つ。「息子の帰省を—・れる」