うしろ‐ひも【後ろ紐】
《「うしろひぼ」とも》 1 袴(はかま)の後部につけた紐。 2 着物の後ろに縫いつけ、前に回して結ぶようにした紐。 3 2をつけた衣服を着ている幼いとき。小児期。「姉は父御(ててご)の孫(そん)...
後(うし)ろ弁天(べんてん)前(まえ)般若(はんにゃ)
後ろ姿は美しいが、顔はそうでないこと。後ろ弁天前不動。
うしろ‐ぼけ【後ろ暈け】
⇒後暈(あとぼ)け
うしろ‐まえ【後ろ前】
1 洋服などの後ろと前とが逆になること。「帽子を—にかぶる」「—に着る」 2 着物を縫い直すときに、前身頃と後ろ身頃を取り替えて縫うこと。
うしろ‐まく【後ろ幕】
寄席の高座などで、出演者の後ろに掛け渡す幕。
うしろ‐み【後ろ見】
1 後ろだてとなって助けること。幼少の者、制限行為能力者などの代理となったり補佐をしたりすること。また、その人。後見(こうけん)。 2 国政の補佐制度で、摂政・関白が天皇を、執権職が将軍を補佐す...
うしろ‐み【後ろ身】
「後ろ身頃(みごろ)」の略。
うしろ‐みごろ【後ろ身頃】
衣服の身頃のうち、後ろの部分。⇔前身頃。
うしろ・みる【後ろ見る】
[動マ上一]世話をする。面倒をみる。後見(こうけん)をする。「物知り顔に教へやうなる事言ひ—・みたる、いとにくし」〈枕・二八〉
うしろ・む【後ろむ】
[動マ四]「後ろ見る」に同じ。「この御方にあづかりて、思し—・め」〈夜の寝覚・一〉 [補説]上一段活用の動詞「うしろみる」からの変化で、上二段にも活用した形跡がある。