あと【後】
《「跡」と同語源》 1 人の背中の向いている方向。後ろ。後方。「子犬が—からついてくる」「郷里の町を—にする」 2 ある時点からのち。 ㋐以後。「転んでから—のことは覚えていない」「—で悔やむ」...
あと‐あがり【後上がり/跡上がり】
「後ろ上がり2」に同じ。⇔後下がり。「風俗律義に、あたまつき—に」〈浮・永代蔵・一〉
あと‐あし【後足/後脚】
1 獣・昆虫などの、尻に近いほうの足。うしろあし。 2 芝居で、馬の後ろ足となる役。
後足(あとあし)で砂(すな)をか・ける
恩義のある人を裏切るばかりか、去りぎわにさらに迷惑をかけることのたとえ。
あと‐あじ【後味】
1 飲食のあと、口の中に残る味。あとくち。 2 物事が済んだあとに残る感じや気分。「事件は解決したが、—が悪い」
あと【後】
1〔物の後部〕後の back; rear ⇒うしろ(後ろ)後の2両を切り離すdetach the two rear carsデモ隊の一番後にいたWe brought up the rear of...
あとあし【後足】
〔動物の〕hind [back] legs熊が後足で立ったThe bear stood up on its hind legs.砲声を聞いて馬は後足で立ったThe horse reared up...
あとあじ【後味】
I〔残る味〕後味がよいleave 「a pleasant [an agreeable] aftertaste後味が悪いleave a bad [disagreeable] aftertasteI...
あとあと【後後】
1〔将来〕後々のためにfor the sake of the future後々面倒が起こらないようにうまく処理したまえDeal carefully with this matter now to...
あといれさきだしほう【後入れ先出し法】
〔棚卸し資産の評価方法〕the last-in first-out method
あと【後】
[共通する意味] ★正面、進行方向に向いている場合に、背になる方角や部分。[英] the back[使い方]〔後ろ〕▽先生の後ろからついて行く▽思わず後ろを振り返った▽敵に後ろを見せる〔後〕▽大...
あと【後】
[共通する意味] ★時間的に、基準となる時点より以後。[英] after; later[使い方]〔後〕(あと)▽何日か後で先生を訪ねた▽難しい問題は後に回す▽後は野となれ山となれ(=将来、どうな...
あとおし【後押し】
[共通する意味] ★仕事などを手伝って助けること。[英] help[使い方]〔手助け〕スル▽逃亡を手助けする▽母の手助けをする〔力添え〕スル▽先輩の力添えがあってようやく完成できた▽周りの人たち...
あとがき【後書き】
[共通する意味] ★書物の本文の後ろに添える文章。[英] a postscript[使い分け]【1】「後書き」は、書物のほか、手紙や文書の最後に添える文章をもいう。【2】「後記」は、雑誌の、「跋...
あとがま【後釜】
[共通する意味] ★前の人に代わってその任務、地位に就くこと。また、その人。[英] a successor[使い方]〔後任〕▽社長の後任が決まる▽後任の先生〔後釜〕▽後がまに据える▽後がまに納ま...
こうかいぜいせい【後悔噬臍】
後になって悔やんでも、いまさらどうしようもないこと。
こうこのうれい【後顧之憂】
のちのちの心配のこと。
こうせいかい【後生可畏】
若者は、今は未熟でも来るべき時代の息吹いぶきを敏感に感じ取り、将来の大きな可能性を秘めているから、侮ってはならず、むしろおそれ敬うべきであるということ。▽「後生」は自分より後から生まれてきた者。また、若者・後輩。一般に「後生こうせい畏おそる可べし」と訓読を用いる。
ごしょうだいじ【後生大事】
非常に大切にすること。そのことを揶揄やゆして用いることが多い。もとは仏教の語で、来世の安楽を願ってひたすら善行を積んで仏道に励むことをいった。▽「後生」は死んで後の世に生まれ変わること。来世。また、来世で極楽に生まれ変わること。
ごしょうぼだい【後生菩提】
来世に極楽に生まれ変わること。また、来世に悟りをひらくこと。▽仏教語。「後生」は死んで後の世に生まれ変わること。来世。また、来世で極楽に生まれ変わること。「菩提」は悟り、悟りの境地。
ごいちじょう‐てんのう【後一条天皇】
[1008〜1036]第68代天皇。在位1016〜1036。一条天皇の第2皇子。名は敦成(あつひら)。母は藤原道長の娘の彰子(しょうし)(上東門院)。9歳で即位し、道長が摂政となった。
ごさんじょう‐てんのう【後三条天皇】
[1034〜1073]第71代天皇。在位1068〜1073。後朱雀(ごすざく)天皇の第2皇子。名は尊仁(たかひと)。外戚に藤原摂関家がないため、天皇親政実現に努力。荘園整理令の発布、記録荘園券契...
ご‐しちし【後七子】
中国明代、嘉靖年間(1521〜1566)の七人の文人。李夢陽ら前七子に対していう。李攀竜・王世貞・謝榛(しゃしん)・宗臣・梁有誉・徐中行・呉国倫。文は秦漢、詩は盛唐を重んじた。こうしちし。
ごにじょう‐てんのう【後二条天皇】
[1285〜1308]第94代天皇。在位、1301〜1308。後宇多天皇の第1皇子。名は邦治。伏見・後伏見両天皇と持明院統が続いて、大覚寺統の後宇多上皇の抗議により、即位。歌集に「後二条院御集」。
のち‐の‐ちゅうしょおう【後中書王】
⇒具平(ともひら)親王