と‐しょく【徒食】
[名](スル)働かないで遊び暮らすこと。座食。居食い。「無為—」「親譲りの財産で—する島村には」〈康成・雪国〉
と‐じ【徒事】
むだなこと。むだごと。
と‐じ【徒爾】
[名・形動]無益であること。また、そのさま。むだ。「—に終わる」
と‐せん【徒跣】
[名](スル)はだしで歩くこと。素足(すあし)。「王者は—してここに来り」〈鴎外訳・即興詩人〉
と‐ぜん【徒然】
[名・形動]何もすることがなく、手持ちぶさたなこと。また、そのさま。つれづれ。無聊(ぶりょう)。「—の日を退屈そうに暮らしている」〈漱石・虞美人草〉
と‐そつ【徒卒】
徒歩の兵。歩兵。歩卒。
と‐ちょう【徒長】
[名](スル)作物・樹木の茎や枝などがむだにのびてしまうこと。肥料の過多、日照の不足などから起こる。「—枝(し)」
と‐てい【徒弟】
1 親方の家に住みこんで商工業の技術を見習う少年。丁稚(でっち)。小僧。 2 門人・弟子。
とてい‐せいど【徒弟制度】
中世ヨーロッパの手工業ギルドにおいて、親方・職人・徒弟の3階層によって技能教育を行った制度。また、一般に日本の年季奉公・丁稚(でっち)などの制度をもいう。
と‐とう【徒党】
[名](スル)ある目的のために仲間や一味などを組むこと。また、その仲間や団体。「此奴等は—したのではないかと」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉