かち‐よこめ【徒横目】
「徒目付(かちめつけ)」に同じ。
かち‐より【徒より】
[連語]《「より」は動作の手段を表す格助詞》徒歩で。歩いて。「他夫(ひとづま)の馬より行くに己夫(おのづま)し—行けば」〈万・三三一四〉
かち‐わたり【徒渡り】
[名](スル)歩いて川を渡ること。徒渉(としょう)。「馬蹄型の入江は…—されそうにすべすべと青かった」〈野上・迷路〉
す‐や【素矢/徒矢】
1 的をはずれた矢。 2 当てがはずれること。むだなほねおり。「今も話した通り三晩も—をした訳だから」〈和田定節・春雨文庫〉
ず【徒】
律の五刑の一。今の懲役刑にあたる。1年から3年まで半年ごとの五等級があり、流(る)より軽く、杖(じょう)より重い刑。徒罪。徒刑。
ず‐けい【徒刑】
⇒徒(ず)
ず‐ざい【徒罪】
⇒徒(ず)
ず‐にん【徒人】
律令制で、徒(ず)に処せられ、労役に服する人。
ただ【徒/只】
《「直(ただ)」と同語源》 [名] 1 取り立てて値打ちや意味がないこと。普通。「—の人」「—のからだではない」 2 何事もなく、そのままであること。無事。「見つかったら—では済まない」 3 ...
ただ‐あり【徒有り】
[名・形動ナリ]飾り気がないこと。ありふれていること。また、そのさま。ありのまま。平凡。「をかしきすぢなど立てたることはなう、—なるやうなるを」〈枕・四九〉