やま‐くじ【山公事】
山林や山地などに関する訴訟。「お下の百姓—を取り結び」〈咄・御前男・三〉
よしつねのはは【義経の母】
安西篤子の歴史小説。昭和61年(1986)刊。源義経の母、常盤御前の人生を描く。
よしのしずか【吉野静】
謡曲。三番目物。観阿弥作。義経記に取材。源義経の吉野落ちの際、静御前は佐藤忠信と図り、追っ手の衆徒たちの前で法楽の舞をまい、その間に義経一行を逃す。
世(よ)に旧(ふ)・る
1 世の中に長くあって古びる。世間で珍しくなくなる。「御前に雪の山つくられたりし、—・りたる事なれど」〈源・朝顔〉 2 結婚歴がある。「ただ人、はたあやしき女、—・りたるなど」〈源・蜻蛉〉
ろう‐しゃ【牢舎/籠舎】
牢屋。また、牢屋に入れること。「盗人に極まり—させ」〈浮・御前義経記・三〉
ろく【陸/碌】
[名・形動] 1 (あとに打消しの語を伴って用いる)正常なこと。まともなこと。満足できる状態であること。また、そのさま。まとも。「—な品物がない」「—に休みもとれない」 2 (陸)土地や物の面の...