お‐くに【御国】
1 自分の国を丁寧にいう語。母国。「—のために尽くす」 2 相手の出身地・出生国を敬っていう語。「—はどちらですか」 3 郷里。出身地。 4 江戸時代、大名の領地を敬っていう語。「—替え」
おくに‐いり【御国入り】
[名](スル) 1 江戸に出ていた領主が、参勤交代で領国に帰ること。 2 「国入り2」に同じ。
おくに‐ことば【御国言葉】
その人の出身地の言葉。方言。
おくに‐しゅう【御国衆】
地方から江戸に出てきた侍。御国家(おくにけ)。「—と見えて、花色小袖に浅黄裏を付け」〈洒・辰巳之園〉
おくに‐じまん【御国自慢】
故郷を自慢すること。
おくに‐じょうるり【御国浄瑠璃】
⇒奥浄瑠璃(おくじょうるり)
おくに‐なまり【御国訛り】
生まれ故郷の言葉のなまり。
おくに‐ばら【御国腹】
⇒国腹(くにばら)
おくに‐ぶり【御国振り】
「国振り1」に同じ。
おくに‐もの【御国者】
1 地方の人。田舎者。 2 江戸時代、田舎侍のこと。