まいらせ‐そうろ・う【参らせ候ふ/進らせ候ふ】
[連語]《動詞「まい(参)らす」の連用形+補助動詞「そうろ(候)う」》 1 さしあげます。「弟子で候ふ刑部房俊秀を—・ふ」〈平家・四〉 2 (「まいらす」が補助動詞の場合)他の動詞の連用形に付い...
ま‐くだり【真下り】
1 京都で、御所の反対方向である南へまっすぐに行くこと。「馬の息のあらん限りと、東の河原を—に」〈保元・中〉 2 高い所からまっすぐに下ること。「長刀(なぎなた)うちふり、—に喚(をめ)いてかか...
まし‐ま・す【在す/坐す】
[動サ五(四)]《動詞「ます」の連用形+補助動詞「ます」から。「在(ま)す」より一層敬意が加わる》 1 「在る」「居る」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。おわします。「天に—・す神よ」「...
ま‐な【真魚】
1 食用の魚。 2 「真魚の祝い」の略。「一院の御所にて—きこしめす」〈増鏡・さしぐし〉
まるたまち‐どおり【丸太町通り】
京都市街地を東西に走る幹線道路の呼び名。平安京の春日小路にあたり、現在の京都御所の南を通る。全長約8.5キロ。
みぎ【右】
1 東に向いたとき南にあたる方。大部分の人が、食事のとき箸(はし)を持つ側。右方。「四つ角を—に曲がる」⇔左。 2 右方の手。みぎて。「—を差して寄って出る」⇔左。 3 左手より右手の利くこと。...
みす‐いり【御簾入り】
昔、内親王が降嫁するとき、輿入れ以前に夫になる人が内親王の御所に一宿したこと。
みどり‐の‐ほら【緑の洞】
《仙人が住む洞の意から》上皇の御所。霞(かすみ)の洞。仙洞(せんとう)。「—、花香ばしきあした」〈新古今・仮名序〉
み‐や【宮】
《「御(み)屋(や)」の意》 1 神を祭る建物。神社。神宮。「—参り」「—前」 2 皇居。御所。宮城(きゅうじょう)。「大津の—」 3 皇族の御殿。また、皇族を敬っていう語。「后(きさき)の—」...
むしゃ‐どころ【武者所】
1 院の御所を警備する武士の詰め所。また、その武士。 2 建武政府が設置した京都の警備機関。新田氏一族を中心に64人の武士で構成。