こと‐うた【琴歌/箏歌】
1 琴に合わせてうたう歌。 2 歌舞伎下座音楽の一。1の感じを取り入れたもので、時代物の御殿の場の幕開きなどに用いる。普通は三味線を伴奏とする。
こわ‐づくり【声作り】
[名](スル) 1 わざと声を作って言うこと。こわづくろい。「—して話す」 2 せきばらい。しわぶき。こわづくろい。「御殿ごもりなどする程に、うち—して、孫王の君はここにかと宣へば」〈宇津保・国譲上〉
ご‐いん【後院】
天皇が在位中に譲位後の御所としてあらかじめ定めた御殿。譲位後は仙洞(せんとう)という。平安初期、嵯峨天皇の時に始まる。
ごてん‐い【御殿医/御典医】
江戸時代、幕府や大名に召しかかえられた医者。おさじ。御殿医者。
ごてん‐ば【御殿場】
歌舞伎・人形浄瑠璃の時代物で、公卿や高貴な武士の邸宅を舞台とした場面。御殿の場。
ごてんば‐がんせつなだれ【御殿場岩屑雪崩】
約2900年前に富士山で起きた岩屑流。富士山の東側の山体崩壊によって生じ、大量の岩屑物が御殿場付近に広く堆積した。御殿場岩屑流。
ごてんば‐し【御殿場市】
⇒御殿場
ごてんば‐せん【御殿場線】
東海道本線国府津(こうづ)から御殿場を経て沼津に至るJR線。明治22年(1889)東海道本線の一部として開業。昭和9年(1934)丹那(たんな)トンネルの完成により東海道本線は熱海経由に変更され...
ごてん‐ばん【御殿番】
江戸幕府の職名。京都二条城や浜御殿など幕府の城・御殿を守衛する役。
さげ‐おび【下げ帯/提げ帯】
1 室町時代、宮中の女官などが用いた帯。幅は約20センチで、前に結んで垂らした。 2 江戸時代、御殿女中などが夏に締めた帯。両端に厚紙を入れ、背後で結んだ余りを左右に張って垂らしたもの。