ご‐かん【御感】
1 「ぎょかん(御感)」に同じ。「上皇—の余りに内の昇殿を許さる」〈平家・一〉 2 中世、戦功を賞して主君などが与える賞状。御感の御書(ごしょ)。
ご‐がくもんじょ【御学問所】
天皇または皇太子が勉学をする所。
ご‐がん【御願】
1 阿弥陀仏の衆生救済の誓願。 2 貴人の祈願・立願を敬意をこめていう語。御祈願。御立願(ごりゅうがん)。「—ありて加茂に詣で給ひけるを」〈宇津保・俊蔭〉 3 「御願寺」の略。
ごがん‐じ【御願寺】
天皇・皇后・親王などの発願(ほつがん)によって建てられた寺。勅願寺。
ご‐き【呉器】
高麗(こうらい)茶碗の一。碗形は深く、高台は裾開きで高い。禅寺で使う御器に似るところから名づけられた。 [補説]「御器」「五器」とも書く。
ご‐き【御器】
《「ごうき(合器)」の音変化》 1 ふたつきの食器。特に、わんのこと。「—なくてかはらけにてあるぞ見慣らはぬ心地する」〈讃岐典侍日記・下〉 2 修行僧などが食物を乞うために持つ椀。
ご‐き【御忌】
「ぎょき(御忌)」に同じ。
ご‐き【御記】
「ぎょき(御記)」に同じ。
ごき‐かぶり【御器噛/蜚蠊】
ゴキブリの別名。《季 夏》
ご‐きげん【御機嫌】
[名・形動] 1 他人を敬って、その機嫌をいう語。「—を伺う」 2 非常に機嫌のよいさま。上機嫌。「朝から—な顔で来る」 3 好みに合って、気分よく感じられるさま。「—な映画」