ごぜん‐じょうとう【御膳上等/御前上等】
等級が最も上であること。最上等。「三河屋の二階に登りたまいて、—の料理を命じたまいつ」〈逍遥・諷誡京わらんべ〉
ごぜん‐じるこ【御膳汁粉】
こしあんで作った汁粉。→田舎(いなか)汁粉
ごぜん‐そば【御膳蕎麦】
特別上質の白いそば粉で作ったそば。
ごぜん‐たちばな【御前橘】
ミズキ科の常緑多年草。高山の林下に生え、高さ8〜12センチ。茎の頂に、卵形の葉がふつう6枚輪生する。夏、白い4枚の苞(ほう)をもつ多数の小花をつけ、実は丸く、赤く熟す。石川県白山の御前峰で発見された。
ごぜん‐だな【御膳棚】
1 台所などで、食品・食器をのせておく棚。 2 床の間や書院などのわきに設けた棚。
ごぜん‐ちょくし【御前勅使】
古代、斎宮・斎院の御禊(ごけい)のとき、川原まで供奉(ぐぶ)した勅使。
ごぜん‐の‐こころみ【御前の試み】
五節(ごせち)第2日の寅(とら)の日の夜、天皇が五節の舞姫の舞を清涼殿などでご覧になる儀式。五節の試み。五節の御前の試み。
ごぜん‐ばし【御膳箸】
御飯を食べるのに使う箸。
ごぜん‐ばん【御膳番】
主君の食事のことをつかさどる役。「—は不調法なれど、わたしらに仰せ付けられませ」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記〉
ごぜん‐ひこう【御前披講】
宮中御歌会のとき、天皇の前で和歌を詠み上げること。