御釜(おかま)が割(わ)・れる
夫婦別れする。また、一家が離散する。「跡の月から—・れて」〈浄・忠臣蔵〉
おかま‐こおろぎ【御竈蟋蟀】
カマドウマの別名。《季 秋》
おかま‐の‐はらい【御竈の祓】
正月・5月・9月の三斎月(さんさいがつ)に、竈(かまど)の神をまつって祓いを行うこと。荒神祓(こうじんばらい)。
御竈(おかま)を起(お)こ・す
《かまどを築き上げる意から》身代を築く。財産を作る。「あいつめは—・すはなしだが」〈滑・膝栗毛・発端〉
御釜(おかま)を掘(ほ)・る
1 男色を行う。 2 車が車に追突することをいう俗語。
お‐かみ【御上】
1 天皇の敬称。 2 朝廷・幕府や政府など、時の政治を執り行う機関。また、為政者。 3 (「女将」とも書く)旅館・料理屋・居酒屋などの女主人。じょしょう。「大(おお)—」「若—」 [補説]大きな...
おかみ‐け【御上家】
[名]公家(くげ)。貴族。「わが恋はただ—の女中」〈浮・一代男・四〉 [形動ナリ]いかにも貴族らしいさま。上品であるさま。「勤め姿去って、—なる御所風あり」〈浮・諸艶大鑑・一〉
おかみ‐さん【御上さん】
庶民が他人の妻や料理屋の女主人などを親しんで、また敬っていう語。
お‐かみそり【御髪剃】
浄土宗や真宗で、在俗の男女がその宗門に入る儀式。僧(真宗では門主)がかみそりを当てて剃髪(ていはつ)に擬し、戒名(真宗では法名)を与える。帰敬(ききょう)式。お髪剃(こうぞ)り。
お‐かもじ【御母文字】
「母文字(かもじ)」を敬っていう語。お母様。また、奥様。「高綱の—こりゃ何処へ」〈浄・近江源氏〉