さんがい‐ゆいしん【三界唯心】
仏語。三界のすべては心から変現したものであって、心を離れては存在しないということ。華厳経から出た語。三界一心。三界唯一心。
さん‐しん【三心】
《「さんじん」とも》仏語。浄土に生まれるために必要な3種の心。観無量寿経に説く、至誠心(しじょうしん)・深心(じんしん)・回向発願心(えこうほつがんしん)。無量寿経に説く、至心・信楽(しんぎょう...
ざれ‐ごころ【戯れ心】
たわむれの心。しゃれっけ。風流心。「田舎びたる—もてつけて」〈源・東屋〉
ざん‐しん【残心】
1 心をあとに残すこと。心残り。未練。 2 武芸で、一つの動作を終えたあとでも緊張を持続する心構えをいう語。剣道で、打ち込んだあと相手の反撃に備える心の構え。弓道で、矢を射たあとの反応を見きわめ...
ざん‐しん【讒心】
讒言して人をおとしいれようとする心。
しき‐しん【色心】
1 仏語。物と心。物質と精神。 2 色情。「—いまだ去らざる内は」〈浮・近代艶隠者〉
し‐しん【私心】
1 一個人としての気持ち。自分一人の考え。私意。「—を述べる」 2 自分一人の利益を図る心。利己心。私情。「—を捨て去る」
し‐しん【至心】
まことの心。至誠の心。まごころ。「—をもって仏に仕える」
し‐しん【詩心】
感じた事柄を詩に作りたいという気持ち。「—がわく」
しず‐こころ【静心】
《「しずごころ」とも》静かな心。穏やかな落ち着いた心。「春は惜し郭公(ほととぎす)はた聞かまほし思ひわづらふ—かな」〈拾遺・雑春〉