いちい‐せんしん【一意専心】
(副詞的に用いて)わき目もふらず心を一つのことだけに注ぐこと。「—環境問題に取り組む」
いちみ‐どうしん【一味同心】
心を一つにして力を合わせること。また、その人々。「国々の大名一人も残らず—して」〈太平記・三五〉
いっ‐しん【一心】
1 多くの人々が心を一つにすること。同心。 2 心を一つの事に集中すること。また、その心。専念。「会いたい—で探し続ける」 3 仏語。 ㋐あらゆる現象の根源にある心。 ㋑浄土真宗で、真実の信心。
いと‐しん【糸心/糸芯】
1 糸を芯とした蝋燭(ろうそく)。糸心蝋燭。 2 ランプの芯で、細い糸状のもの。
いま‐どうしん【今道心】
仏門に入ったばかりの者。青道心。新発意(しんぼち)。
いろ‐ちゅうしん【色中心】
透明な物質中に生じた格子欠陥。イオン結晶やガラスなどの非晶質中に局所的な電位が生まれ、特定の波長の光を吸収して着色して見えることに由来する。着色中心。
うお‐ごころ【魚心】
《「魚、心あれば」が誤って一語になったもの》相手に対する好意。→魚心あれば水心
魚心(うおごころ)あれば水心(みずごころ)
《魚に水と親しむ心があれば、水もそれに応じる心がある意から》相手が好意を示せば、自分も相手に好意を示す気になる。相手の出方しだいでこちらの応じ方が決まること。水心あれば魚心。
うかれ‐ごころ【浮(か)れ心】
落ち着かない気持ち。特に、陽気に浮き立った気持ち。「詩でも吟じたいような—になって」〈花袋・妻〉
うきよ‐ごころ【浮世心】
この世に執着する心。酒色などの享楽にひかれる心。