おさか【忍坂】
奈良県桜井市忍阪(おっさか)の古称。神武天皇の命により道臣命(みちのおみのみこと)が賊を討った所といわれる。おしさか。
おしの‐はっかい【忍野八海】
山梨県南東部、南都留郡忍野村にある八つの湧水池。富士山の溶岩下の伏流水が湧出したもの。平成25年(2013)「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」の一つとして世界遺産に登録された。→富士山
しのば・せる【忍ばせる】
[動サ下一][文]しのば・す[サ下二] 1 人に知られないよう隠し持つ。ひそかに入れておく。「懐に短刀を—・せる」 2 目立たないように物事を行う。「足音を—・せて近づく」
しのび【忍び】
1 隠れたりして、人目を避けること。人に知られないように、ひそかに物事をすること。→お忍び 2 がまんすること。こらえること。 3 「忍び歩き」に同じ。 4 「忍びの術」の略。 5 「忍びの者」...
しのび‐あい【忍び逢い】
男女が人目を避けてこっそりあうこと。密会。
しのび‐あ・う【忍び逢う】
[動ワ五(ハ四)]思いあう男女が、人目を避けて会う。
しのび‐あし【忍び足】
人に気づかれないように、そっと歩くこと。「抜き足差し足—」
しのび‐あみがさ【忍び編み笠】
遊里に通う者などが顔を隠すためにかぶった編み笠。しのびがさ。
しのび‐ありき【忍び歩き】
「しのびあるき」に同じ。「かかる—も難かるべきを、かかるついでならでは、えたちよらじ」〈源・蓬生〉
しのび‐あり・く【忍び歩く】
[動カ四](貴人などが)他人に知られないように、こっそりと出歩く。「わりなく—・かむほども心づくしに」〈源・宿木〉