アンヘドニア【anhedonia】
精神医学用語で、すべての行動が快楽への欲求と結びつかない状態。無快楽症。
あんらく‐こく【安楽国】
極楽浄土の別名。この地には苦悩がなく、安穏快楽(あんのんけらく)であるところからいう。安楽浄土。安楽世界。
イド【id】
《ラテン語で、それ、の意》精神分析で、人格構造に関する基本的概念。人間が生まれつき持っている無意識の本能的衝動、欲求など精神的エネルギーの源泉。快を求め不快を避ける快楽原則に支配される。→エゴ
いん‐らく【淫楽】
みだらな楽しみ。色欲による快楽。「自分の身は父母の—の結果の産物であって」〈谷崎・少将滋幹の母〉
エピキュリアン【epicurean】
快楽主義者。享楽主義者。 [補説]本来はエピクロスの教説を奉じる哲学者たちの意。
エピクロス‐しゅぎ【エピクロス主義】
1 エピクロスの教説を奉じる立場。 2 快楽主義。享楽主義。
栄耀(えよう)の隠(かく)し食(ぐ)い
栄華をきわめている者が、なお満ち足りないで、人に隠れて快楽にふけること。
かい【快】
[音]カイ(クヮイ)(漢) ケ(呉) [訓]こころよい [学習漢字]5年 1 気持ちがよい。胸のすくような感じ。「快活・快感・快勝・快晴・快楽(かいらく)・快楽(けらく)/欣快(きんかい)・豪快...
かい‐らく【快楽】
心地よく楽しいこと。官能的な欲望の満足によって生じる、快い感情。けらく。「—をむさぼる」 [補説]書名別項。→快楽
かいらく‐げんそく【快楽原則】
精神分析の用語。人間に生まれつき備わった無意識的、衝動的に、快楽を追求するという精神傾向。⇔現実原則。