ねん‐じゅ【念誦】
[名](スル)仏語。心の中で仏に祈り、口に仏の名号(みょうごう)や経文などを唱えること。念仏誦経(ねんぶつじゅきょう)。ねんず。
ねんじゅ‐も【念珠藻】
ネンジュモ科の藍藻(らんそう)の総称。約1ミリの細胞が糸状につながって寒天質に包まれ、数珠(じゅず)を思わせる。淡水中に生育するものが多く、カワゴロモなど食用とされるものもある。じゅずも。
ねん・じる【念じる】
[動ザ上一]「ねん(念)ずる」(サ変)の上一段化。「合格を—・じる」
ねん‐じん【念人】
1 「念者(ねんじゃ)」に同じ。「今十五歳まで—のなき事は」〈浮・男色大鑑・一〉 2 ⇒ねんにん(念人)
ねん‐ず【念誦】
[名](スル)⇒ねんじゅ(念誦)
ねん・ずる【念ずる】
[動サ変][文]ねん・ず[サ変] 1 物事の成就などを強く願う。「成功を—・ずる」 2 心の中で神仏に祈る。また、経文・名号などを心の中で唱える。「如来の済世を—・ずる」「弥陀の名号を—・ずる」...
ねん‐とう【念頭】
心の中の思い。胸のうち。「—に浮かぶ」「—にない」
念頭(ねんとう)に置(お)・く
常に心にかける。いつも忘れないでいる。「相手の立場を—・いて助言する」
ねん‐どう【念動】
一心に念じることによって、手を触れないでも物体が動くというもの。「—力」
ねん‐な・し【念無し】
[形ク] 1 無念である。残念である。「覚範一の矢を射損じて、—・く思ひなして」〈義経記・五〉 2 容易である。たやすい。「夜昼三日が間に、—・く掘り崩してけり」〈太平記・七〉 3 予想外である...