怒(いか)りを遷(うつ)・す
《「論語」雍也(ようや)から》腹を立てて、関係のないものにまで当たり散らす。やつあたりする。「母が父にも—・して慳貪(けんどん)に口をきいたことをも思い出し」〈独歩・酒中日記〉
いかりをこめてふりかえれ【怒りをこめてふり返れ】
《原題Look Back in Anger》オズボーンの戯曲。3幕。1956年、ロンドンにて初演。大学を卒業した後に駄菓子屋を営む主人公の、社会に対する激しい不満を描き、1950年代の英国文学に...
おこり【怒り】
いかり。立腹。「他の人ならば一通りの—では有るまじと」〈一葉・たけくらべ〉
おこり‐じょうご【怒り上戸】
酒に酔うと怒りっぽくなる性質。また、そういう人。
おこりっ‐ぽ・い【怒りっぽい】
[形]ちょっとしたことに腹を立てやすい性質である。「疲れてくると—・くなる」
おこりん‐ぼう【怒りん坊】
少しのことでもすぐ怒る人。怒りっぽい人。気短な人。おこりんぼ。