ゆき‐ば【行(き)場】
行くべき場所。いきば。「自分の—がどこにもない」「—のない怒り」
よ‐じん【余燼】
1 火事などの、燃え残っている火。燃えさし。「戦火の—がまだ消えやらぬ街」 2 事件などの一段落したあとに、なお残っているもの。また、その影響。「怒りの—がくすぶる」
よ‐ふん【余憤】
おさまらず残っている怒り。「—さめやらぬようす」
ラオコーン
《Laokoōn》ギリシャ神話で、トロイアのアポロン神殿の祭司。トロイア戦争の末期に、ギリシャの兵士が体内に潜む巨大な木馬を怪しみ、これを城内に引き入れることに反対した。このため女神アテナの怒...
らん‐しん【乱心】
[名](スル)心が乱れ、狂うこと。逆上したりして分別をなくしてしまうこと。「怒りのあまり—する」「—者(もの)」
わき‐かえ・る【沸き返る】
[動ラ五(四)] 1 激しくにえたぎる。沸騰する。「湯が—・る」 2 大勢の人が熱狂して大騒ぎする。「優勝の報に町中が—・る」 3 怒りなどが爆発しそうになる。がまんできないほど感情が高ぶる。に...
わなな・く【戦慄く】
[動カ五(四)] 1 恐怖・緊張・寒さなどのためにからだがふるえる。「怒りのあまり—・く」 2 声や楽器の音などがふるえる。「ただ泣きに泣きて御声の—・くもをこがましけれど」〈源・行幸〉 3 ち...
わな‐わな
[副](スル)激しい怒り・恐れ・寒さなどでからだが小刻みにふるえるさま。ぶるぶる。「—(と)身をふるわせる」「怒りに唇を—させる」
わや‐わや
[副] 1 多くの人が騒がしく言いたてるさま。わいわい。「小作は—と事務所に集まって」〈有島・カインの末裔〉 2 激しい怒りがこみあげるさま。むらむら。「—と腹を立て」〈浄・信田小太郎〉