いかり‐の‐ひ【怒りの日】
《(ラテン)Dies Irae》 1 最後の審判の日のこと。 2 カトリック教会で、レクイエム(死者のためのミサ)に用いられた続唱。最後の審判の日に向けた祈りで、「怒りの日」の句で始まる。
いかりのぶどう【怒りの葡萄】
《原題The Grapes of Wrath》スタインベックの小説。1939年刊。1930年代の不況下、カリフォルニアへの移住農民ジョード一家の苛酷な運命を描く。
いかり‐ばな【怒り鼻】
小鼻が横に広がっている形の鼻。
怒(いか)りを遷(うつ)・す
《「論語」雍也(ようや)から》腹を立てて、関係のないものにまで当たり散らす。やつあたりする。「母が父にも—・して慳貪(けんどん)に口をきいたことをも思い出し」〈独歩・酒中日記〉
いかりをこめてふりかえれ【怒りをこめてふり返れ】
《原題Look Back in Anger》オズボーンの戯曲。3幕。1956年、ロンドンにて初演。大学を卒業した後に駄菓子屋を営む主人公の、社会に対する激しい不満を描き、1950年代の英国文学に...
いか・る【怒る】
[動ラ五(四)] 1 腹を立てる。おこる。憤慨する。「烈火のごとく—・る」 2 激しく動く。荒れ狂う。「波が—・る」 3 角張って、ごつごつしている。角立つ。「—・った肩」 →おこ(怒)る[用法...
いかれさんぺい【怒れ三平】
今日出海(こんひでみ)の小説。昭和27年(1952)から昭和28年(1953)にかけて「毎日新聞」で連載。昭和28年(1953)、久松静児監督により映画化。
いかれるわかものたち【怒れる若者たち】
《Angry Young Men》1950年代に登場した英国の作家の一群に与えられた称。オズボーンの、社会に抵抗する青年たちを描いた戯曲「怒りをこめてふり返れ」(1956年)による。ほかに、コリ...
おこり【怒り】
いかり。立腹。「他の人ならば一通りの—では有るまじと」〈一葉・たけくらべ〉
おこり‐じょうご【怒り上戸】
酒に酔うと怒りっぽくなる性質。また、そういう人。