胸(むね)が痛(いた)・む
心に苦痛を感じる。心配事などで苦しい思いをする。「難民の報道に—・む」
胸(むね)が騒(さわ)・ぐ
不安や期待などで心が落ち着かない思いがする。むなさわぎがする。「身を案じて—・ぐ」
胸(むね)が締(し)め付(つ)け◦られる
悲しみや不安などで胸が圧迫されたように苦しくなる。「災害報道に—◦られる思いだ」
胸(むね)がつか・える
1 食べた物が食道につまる。 2 悲しみや心配事などのために胸が圧迫されるように苦しくなる。「悲しい思い出に—・える」
胸(むね)が潰(つぶ)・れる
悲しみや驚きなどで、心がしめつけられる思いがする。「突然の悲報に—・れる」
胸(むね)が悪(わる)・い
1 吐きけがする。 2 むかむかするほど腹立たしい。「思い出すだけでも—・くなる」
むね‐きゅん【胸きゅん】
[名・形動](スル)胸がきゅんとなる(する)ことをいう俗語。「初恋の—な思い出」→きゅんと
胸(むね)に当(あ)た・る
思い当たる。心に強く感じる。「夜中に魑魅魍魎(ちみもうりょう)に魘(おそ)われたのも、思い出して、私は犇々(ひしひし)と—・った」〈鏡花・高野聖〉
胸(むね)に余(あま)・る
思いが積もりに積もってあふれるばかりになる。また、悩みすぎて心の整理や判断ができなくなる。「云い度き事は—・れば、互に出来るだけ歩(あし)を緩めて」〈小杉天外・魔風恋風〉
胸(むね)に浮(う)か・ぶ
心に思い浮かぶ。ふと思いつく。「—・んだままを文章にする」