胸(むね)を潰(つぶ)・す
1 驚く。ひどくびっくりする。 2 ひどく思い悩む。「この憎き御心の止まぬに、ともすれば御—・し給ひつつ」〈源・賢木〉
むら‐むら【群群/叢叢】
[副] 1 そこここまだらに群がっているさま。「彼方此方に—と立ち駢(なら)ぶ老松奇檜(きかい)は」〈二葉亭・浮雲〉 2 群れをなして移動したり集まったりするさま。「雉子鳩が、神代に島の湧いたよ...
めいじぶんだんかいこ【明治文壇回顧】
馬場孤蝶の著作。昭和11年(1936)刊。北村透谷、上田敏、夏目漱石、島崎藤村、堺利彦など文壇のさまざまな人々の思い出を語る。
めい‐そう【瞑想/冥想】
[名](スル)目を閉じて深く静かに思いをめぐらすこと。「—にふける」「座禅を組んで—する」
めい‐めい【冥冥/瞑瞑】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 暗いさま。「—たる闇」「大雪海を圧して来り、航路—」〈独歩・愛弟通信〉 2 事情がはっきりせず、見通しの立たないさま。「行く先遠く—とした思い」
めい‐もう【迷妄】
道理がわからず、事実でないことを事実だと思い込むこと。「—を破る」
めぐら・す【巡らす/回らす/廻らす】
[動サ五(四)] 1 周りを囲ませる。「垣根を家の周りに—・す」 2 回転させる。まわす。「きびすを—・す」「頭(こうべ)を—・す」 3 あれこれと心を働かせる。「思いを—・す」「はかりごとを—...
めっけ‐もの【目っけ物】
1 思いがけなく見つけたもの。掘り出し物。 2 信じられないような幸運。「怪我だけですんだのは—だ」
目(め)に浮(う)か・ぶ
実際に見ているように、頭の中に思い描かれる。「故郷の景色が—・ぶ」
目(め)に物(もの)見(み)・せる
ひどい目にあわせる。思い知らせる。「今日という今日は—・せてくれよう」