しそうはん‐ほごかんさつほう【思想犯保護観察法】
治安維持法違反の罪を犯した者に対する保護観察について規定していた法律。昭和11年(1936)施行、同20年廃止。
し‐ちょう【思潮】
ある時代の社会にみられる支配的な思想の傾向。「二〇世紀の文芸—」
しちょうをちゅうしんとせるえいぶんがくし【思潮を中心とせる英文学史】
⇒イギリス文学史
し‐ねん【思念】
[名](スル)思い考えること。常に心に深く思っていること。「今後の身の振り方を—する」
し‐べん【思弁/思辨】
[名](スル)《(ギリシャ)theōriaの訳語》経験に頼らず、純粋な論理的思考だけで、物事を認識しようとすること。「—的な小説」
しべん‐てつがく【思弁哲学】
思弁を主たる方法とする哲学。古代ギリシャ哲学・合理主義などはおおむねこの傾向にあるが、特にフィヒテ・シェリング・ヘーゲルの哲学をさすことが多い。
し‐ぼ【思慕】
[名](スル)思いしたうこと。恋しく思うこと。「—の念をいだく」「亡き母を—する」
し‐ゆい【思惟】
[名](スル) 1 仏語。対象を心に浮かべてよく考えること。また、浄土の荘厳(しょうごん)を明らかに見ること。 2 「しい(思惟)」に同じ。「つくづく静かに—すれば」〈露伴・二日物語〉
し‐りょ【思慮】
[名](スル)注意深く心を働かせて考えること。また、その考え。おもんぱかり。「—が浅い」「—に欠ける言動」
し‐りょう【思量/思料】
[名](スル)いろいろと思いをめぐらし考えること。思いはかること。「とりとめのない、—にふけりだした」〈芥川・芋粥〉