むっく‐と
[副]急に勢いよく起き上がるさま。むくと。「叫び声に—起きる」
むっ‐と
[副](スル) 1 怒りに表情をこわばらせるさま。「悪口に—する」「—した顔」 2 熱気・においなどが急に強く感じられるさま。また、それによって息苦しく感じるさま。「悪臭が—鼻をつく」「人いきれ...
むな‐つき【胸突き】
山坂の道の険しく急な所。
むなつき‐はっちょう【胸突き八丁】
1 富士登山で頂上までの8丁(約872メートル)のけわしい道。転じて、急斜面の長い坂道。 2 物事を成し遂げる過程で、いちばん苦しい正念場。「交渉は—にさしかかる」
胸(むね)に釘(くぎ)を打(う)・つ
急所をつかれて心を痛める。「小路隠れの家出のと聞く度ごとに、この伯母が胸には釘を打つ如く」〈浄・卯月の紅葉〉
むらかみ‐みのる【村上実】
[1906〜1999]野球監督。兵庫の生まれ。昭和7年(1932)阪急電鉄に入社、プロ野球球団阪急ブレーブス(オリックスの前身)の設立に大きく貢献し、監督も務めた。同25年にはパリーグ理事長に就...
むら‐だ・つ【群立つ/叢立つ】
[動タ五(四)] 1 一群になって立っている。群生する。むれだつ。「雑木交りに木深く—・って」〈風葉・青春〉 2 群がって上へあがる。一群をなして飛び立つ。むれだつ。「—・ち急ぐ嵐雲(あらしぐも...
ムンプス‐なんちょう【ムンプス難聴】
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の合併症で、原因ウイルスであるムンプスウイルスが内耳に感染することで生じる難聴。急性発症する難治性の高度難聴で、片耳に起こることが多い。15歳以下、特に5〜9歳に多...
めいじじゅうよねん‐の‐せいへん【明治十四年の政変】
明治14年(1881)国会開設・憲法制定をめぐる政府内部の対立から、漸進派の伊藤博文らが急進派の参議大隈重信らを追放した事件。政府は10年後の国会開設を約束し、一方では薩長藩閥体制が確立した。
めいじはんしんでん【明治叛臣伝】
田岡嶺雲による明治維新期の史伝。福島事件・加波山事件・名古屋事件など、急進的な自由党員による武装蜂起事件を扱う。明治42年(1909)刊行。