矢(や)の使(つか)い
度々来る急ぎの使い。「此の事を聞きて、—をたてたりけるこそ難義なれ」〈仮・是楽物語〉
やのね【矢の根】
歌舞伎十八番の一。時代物。享保14年(1729)江戸中村座の初春狂言「扇恵方曽我(すえひろえほうそが)」の中の一幕として2世市川団十郎が初演。曽我五郎が矢の根を研いでまどろむうち、夢の中で兄十郎...
やま‐さか【山険】
山のけわしいこと。山の傾斜が急であること。また、その所。「—を設(ま)け置きて、尽(ことごと)くに防禦(ふせき)として」〈天智紀〉
やました‐みのる【山下実】
[1907〜1995]プロ野球選手・監督。兵庫の生まれ。高校野球で活躍後、慶大でも強打者として同校の黄金時代を築いた。昭和11年(1936)阪急(オリックスの前身)に入団し、のち監督兼任。戦後は...
やまだ‐ひさし【山田久志】
[1948〜 ]プロ野球選手・監督。秋田の生まれ。昭和44年(1969)阪急(オリックスの前身)に入団。速球で勝ち星を重ね、同球団の黄金時代を支えた。17年連続二桁(けた)勝利を記録。通算284...
やまと‐むね【大和棟】
奈良県・大阪府河内地方・三重県伊賀地方で行われた民家の一形式。急な勾配の藁葺(わらぶ)き屋根の両妻部分を瓦葺きにして、一段低く緩勾配の屋根を設けたもの。高塀造(たかへづくり)。
やまびこ
東北新幹線で運行されている特別急行列車の愛称。昭和57年(1982)運行開始。多くが宇都宮・那須塩原などを経由して東京・盛岡駅間を結ぶ。山形新幹線「つばさ」を連結する編成もある。
やま‐ぼうし【山法師】
ミズキ科の落葉高木。山野に生え、葉は楕円形で先がとがり、対生。夏、淡黄色の小花が集まってつき、花びら状の4枚の白い苞(ほう)をもつ。実は集合果で、秋に赤く熟し、食用。四照花。やまぐわ。《季 夏》...
やり‐そこな・う【遣り損なう】
[動ワ五(ハ四)]《「やりぞこなう」とも》 1 途中で失敗する。しそんじる。「肝心なところで—・う」 2 あることをする機会を逸する。「急用で花見の会を—・う」
ゆうがお【夕顔】
源氏物語第4巻の巻名。また、その女主人公の名。初め頭中将(とうのちゅうじょう)に愛されて玉鬘(たまかずら)をもうけるが、のち光源氏の寵を受け、ある夜、物の怪(け)に襲われて急死する。
謡曲。...