きゅうきゅう‐にょりつりょう【急急如律令】
中国漢代の公文書の末尾に、急々に律令のごとくに行え、の意で書き添えた語。のち、呪文(じゅもん)の終わりに添える悪魔ばらいの語として、道家・陰陽師(おんようじ)・祈祷僧(きとうそう)などが用いた。
きゅうきゅう‐ばこ【救急箱】
軽いけがや病気の応急手当て用の薬や包帯などを入れた箱。
きゅうきゅう‐びょういん【救急病院】
救急隊によって搬送される傷病者に、緊急な医療活動を行える態勢をもつ病院。都道府県知事により告示。
きゅうきゅう‐りょう【救急料】
奈良・平安時代、危急に備えて、諸国で正税稲の一部をさいて備蓄した稲。国司が毎年出挙(すいこ)してその地子(じし)稲を救急にあてる。救急料稲。
きゅう‐きょ【急遽】
[形動][文][ナリ]急に物事が行われるさま。「寄宿舎に入れられた—な身の変化の中に」〈嘉村・途上〉
[副]あわただしく事を行うさま。いそいで。にわかに。「—出発する」
きゅう‐きょうふう【急驚風】
漢方で、小児の急性髄膜炎のこと。→驚風
きゅう‐けいしゃ【急傾斜】
斜面の勾配が急角度にかたむいていること。「—地」
きゅう‐げき【急撃】
急に攻撃すること。「愈々—を受くるに従て、愈々潰走し」〈竜渓・経国美談〉
きゅう‐げき【急激/急劇】
[形動][文][ナリ]物事の変化や動きなどが急で、はげしいさま。「気温の—な変化」
きゅう‐げん【急減】
[名](スル)急に減ること。また、急に減らすこと。「売り上げが—する」⇔急増。