ちょう・ず【調ず】
[動サ変] 1 ととのえる。調達する。「風衣(とんびがっぱ)の旅服を—・ぜり」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 2 料理する。調理する。「若菜など—・じてやと」〈源・若菜下〉 3 祈って怨霊や物の怪(け...
ていとものがたり【帝都物語】
荒俣宏による長編小説、および同作を第1作とする伝奇小説のシリーズ名。明治から昭和の時代を背景に、怨霊平将門の力で帝都を破壊しようと目論む魔人との戦いを描く。第1作「神霊篇」は昭和60年(1985...
とうかいどうよつやかいだん【東海道四谷怪談】
歌舞伎狂言。世話物。5幕。4世鶴屋南北作。文政8年(1825)江戸中村座初演。塩冶(えんや)家の浪人民谷伊右衛門は、仲間とともに立身のために妻お岩の毒殺をはかり、憤死させるが、その怨霊にたたら...
とり‐ころ・す【取(り)殺す】
[動サ五(四)]死霊・生霊などがとりついて命をとる。「怨霊に—・される」
とり‐つ・く【取(り)付く】
[動カ五(四)] 1 しっかりとつかまる。すがりつく。とりすがる。「救命ブイに—・く」 2 しっかりと組みつく。組みかかる。「岩場に—・く」「一人に五、六人が—・く」 3 新しく物事を始める。...
ふ‐ひょう【付憑/附憑】
悪魔・怨霊(おんりょう)などがのりうつること。
りょう【霊】
たたりをなす生き霊や死霊。怨霊(おんりょう)。「このごろかくわづらふを、もの問はせつれば、女の—となむ言ひつる」〈宇津保・あて宮〉
れんり‐びき【連理引き】
歌舞伎の演出・演技の一種。怨霊などが手をのばして人間を後ろから引っぱる形をすると、人間は襟首などをつかまれた体で後退しながら戻るもの。