おそろし・い【恐ろしい】
[形][文]おそろ・し[シク]《動詞「恐る」の形容詞化》 1 危険を感じて、不安である。こわい。「—・い目にあう」「戦争になるのが—・い」「ほめるだけほめて後が—・い」 2 程度がはなはだしい。...
おそろしきなかだち【恐ろしきなかだち】
《原題、(スペイン)El gran Galeoto》エチェガライの戯曲。3幕。1881年刊。若い作家の庇護者(ひごしゃ)夫婦の幸福な家庭が、世間のうわさ話のために崩壊していくさまを描く。
かしく【恐/可祝/畏】
《「かしこ」の音変化》女性の手紙の末尾に用いるあいさつの語。かしこ。
かしこ【畏/恐/賢】
《形容詞「かしこい」の語幹から》 1 女性が手紙の終わりに添えるあいさつの語。かしく。男性の用いる「恐惶(きょうこう)謹言」などにあたる語。「あらあら—」 2 恐れ多いこと。もったいないこと。多...
かしこ・い【賢い/畏い/恐い】
[形][文]かしこ・し[ク] 1 (賢い)頭の働きが鋭く、知能にすぐれている。利口だ。賢明だ。「—・くて聞き分けのいい子供」 2 (賢い)抜け目がない。要領がいい。「あまり—・いやり方とはいえな...
きょう【恐】
[常用漢字] [音]キョウ(漢) [訓]おそれる おそろしい こわがる 1 こわがる。おそれる。「恐慌・恐怖・恐妻家」 2 おどす。「恐喝」 3 おそれ入る。「恐悦・恐懼(きょうく)・恐縮・恐恐...
きょう‐えつ【恐悦/恭悦】
[名](スル) 1 相手の好意などを、もったいなく思って喜ぶこと。多く、感謝の意を表すときに用いる語。「—至極に存じます」 2 非常に喜ぶこと。「唐人船も行くえ知れずになって、まずまず—だ」〈藤...
きょう‐かく【脅嚇/恐嚇】
[名](スル)おどしつけて恐れさせること。「声を放ちて不同意者を、—しければ」〈竜渓・経国美談〉
きょう‐かつ【恐喝/恐愒/恐猲】
[名](スル)相手の弱みなどにつけこみおどすこと。また、おどして金品をゆすりとること。「収賄をねたに—する」
きょうかつ‐ざい【恐喝罪】
人を脅迫して財物を交付させ、または財産上不法の利益を得たり、他人に得をさせたりする罪。刑法第249条が禁じ、10年以下の懲役に処せられる。