ざん‐き【慙愧/慚愧】
[名](スル)《古くは「ざんぎ」とも》自分の見苦しさや過ちを反省して、心に深く恥じること。「—の念」「僕は—して前の手紙の全部を取消さして貰う」〈有島・宣言〉
ざん‐し【慙死/慚死】
[名](スル)恥じて死ぬこと。また、死ぬほど深く恥じること。「僕が平生(ふだん)の耳でいたら—するほどの大言壮語を」〈蘆花・思出の記〉
ざんぱい‐れいしゃ【残杯冷炙】
《「炙」はあぶり肉の意》酒宴の残りもの。また、冷遇されて恥辱を受けることのたとえ。残杯冷羹(れいこう)。
ざん‐ぷん【慙憤/慚憤】
[名](スル)恥じて、憤ること。
し‐い【四維】
1 天地の四つの隅。乾(いぬい)(北西)・坤(ひつじさる)(南西)・巽(たつみ)(南東)・艮(うしとら)(北東)の四つの方角。しゆい。「—の陣」「—国界の数里をしるす」〈奥の細道〉 2 《「管子...
舌(した)も引(ひ)かぬ
まだ言い終わらない。言って間もなく。「たった今恥ぢしめた—に無分別」〈浄・嫗山姥〉
舌(した)を出(だ)・す
1 陰で人をばかにしたり、あざけり笑ったりする。また、そういうときの動作。「笑顔の裏で—・す」 2 恥ずかしさなどをごまかす動作。
しに‐おく・れる【死に後れる/死に遅れる】
[動ラ下一][文]しにおく・る[ラ下二] 1 死ぬべき機会を逃して生きている。「—・れて生き恥をさらす」 2 ほかの人が死んで、自分だけが生き残る。ある人に先に死なれる。「息子に—・れる」
しに‐そこな・う【死に損なう】
[動ワ五(ハ四)] 1 死ぬべきときに死なないで生き残る。死のうとして死ねないでいる。「—・って生き恥をさらす」 2 危うく死にかける。「交通事故で—・う」
しに‐はじ【死に恥】
死後に残る恥。「—をさらす」⇔生き恥。